日本古来の製鉄技術「たたら」。「童子切」や「鬼切」など名刀の素材となった優れた玉鋼を産し、
また幕末以降は日本の近代化を支えた、伯耆国は奥日野の「たたら」のすべてをご案内します。
●ヤマタノオロチ神話の舞台、船通山に源を発する日野川(ひのがわ)と斐伊川(ひいかわ)。このふたつの「火の川」流域はかつて、たたら製鉄の主産地として在りました。
●たたらでは、山々を切り崩して鉄穴流しをし、山々の木を切って炭焼きをし、砂鉄と木炭を以て作ったのは鉄。しかし長年にわたるそうした営みは、地形を大きく変造することになったのです。
●ふたつの「火の川」が下流へと至り、鉄穴流しで出た大量の砂が、島根半島に向けて大きな砂洲を造成。
●西側には稲佐の浜、その先端部には八百万の神々がおわす出雲。東側には弓ヶ浜、その先端部には妖怪たちが棲まう境港。
●山陰中央部は船通山を中心として、キレイな対照形を成しており、たたらはその精神性にまで大きく影響を及ぼしているかのようです。
9月17日には著者による「記念シンポジウム」を日南町で、翌18日には「都合山現地説明会」を開催します。
プログラム 13:30 開会行事
13:40 講演 講師/角田徳幸氏
演題/「たたらの実像をさぐる〜山陰の製鉄遺跡〜」
15:00 休憩
15:10 パネルディスカッション
テーマ「たたらを活かした地域づくり」その方向性を探る
パネリスト 角田徳幸氏 島根県古代文化センター長
中原 斉氏 米子市経済部文化観光局文化振興課専門官
高尾昭浩氏 奥出雲町教育委員会学校再編推進課 課長
佐々木幸人氏 伯耆国たたら顕彰会
コーディネーター/すぎはらみきを氏/地域未来代表取締役
16:10 閉会
2月22日、日本海新聞「うさ耳/たたらと刀剣」の取材対応をしました。
2月12日、「雲南たたら市民フォーラム」で活動報告。
新着▶12月4日、「幻の都合谷鉄穴を探せ」イベント当日、
10月30日「幻の都合谷鉄穴を探せ」の事前踏査、
11月21日の「下原重仲”恭敬”ツアー&フォーラム、
11月13〜14日の「都合山現地ガイド2days」と「とことんツアー」
10月29日の鳥取西高生のESD研修解説&都合山ガイド
その他、「野原文庫の開設」や「令和のふいご祭り」などなど
2021年に実施した各種イベントなどをレポートしています。
2017年から日野町で取り組まれてきた「奥日野たたらの里づくりプロジェクト”たたらの”」のサイトコンテンツをこちらに移設しました。日野町の四季が綴られた美しい映像もあります。ぜひご覧下さい!
奥日野の「たたらの歴史」を紹介する「たたらの楽校」などガイダンス施設や、アクセスが良く立ち寄りが可能な「たたら遺跡」や、昔のたたら場を巡るウォーキングコースもご紹介します。
「たたらの歴史」を巡る奥日野の旅。四季折々の自然の佇まいを存分に満喫しながら、また地元の美味しいものを食しながら、のんびりゆっくり訪ねてみませんか?「テーマ別」「エリア別」でご紹介します!
日南町阿毘縁(あびれ)の大原をはじめ、日野町上菅の大原、米子市日下、倉吉市大原など、平安時代の刀工、反りのある日本刀の始祖とも言われる伯耆安綱と大原一門の伝承が残る、鳥取県中西部のゆかりの地めぐりコースをご案内。
鉄に関わる職業の人々の、年に一度のお祭りを「令和」に再現。11月にミニたたら操業やW.S、食のイベントなどを展開。
鳥取県指定史跡となった「都合山たたら遺跡」に休憩&案内所となるキャビンをセルフビルドしました。ここを拠点として、周辺も徐々に充実を図っていきます。名付けて「都合山たたら遺跡公園化プロジェクト」!