テーマ「古民家」日南町・江府町編

古民家「かつみや」(宮本家)/日南町菅沢

日南町にある国登録有形文化財・宮本家は、大正初期の建築で社寺を彷彿とさせる木鼻(きばな)や柱頭飾りが施されているほか、天井を張らない小屋組や戸袋、犬走り部の靴脱ぎ石など江戸期・明治期の農家住宅の特徴を見ることができます。

石臼、唐箕(とうみ:大豆などを実と殻に分ける器具)、燭台、龕灯(がんとう:携帯用ランプ)、農耕牛用のわらじ、龍吐水(りゅうどすい:消化道具)など、かつて日常生活や産業用に長い間使用されてきた道具や器物などの懐かしい民具をいろいろ見ることができます。

日野町の佐々木家もそうですが、両家とも米子等での生活が長く、家屋の改修や家財道具の片づけをする必要がなかったことが幸いして、今では貴重な家屋や民具が残っているとのことです。


木下家住宅/日南町阿毘縁

日南町の北西部、島根県との県境に近い阿毘縁(あびれ)に残る古民家、木下家。木下家は江戸時代初頭から当地でたたら製鉄を行っていた大鉄山師で、その居宅は広大な敷地に昔と変わらない立派な佇まいを見せています。家屋は築後100~200年が経過していると推測されており、敷地内には鳥取藩主が泊まったといわれる貴賓用の別宅や門長屋、蔵が2棟、倉庫が3棟もあリます。現在は日南町の所有となっており、コンサートなどのイベント会場として活用されたり、また希望があれば宅内の見学もでき、今後は建物の継承と併せてたたら文化・歴史の継承や地域づくりへの活用が期待されています。

 

旧木下家の利用や見学などについては、日南町・山里Loadにちなんにお問合せください。

 


爆音茶屋「継岩」(遠藤家)/江府町継岩

江府I.Cを降り、道の駅「奥大山」から日野川を渡って左岸を「美女石」のあたりから山道に入り、運転初心者にはぜったい運転させられない、狭くキビシイ道を進んだ山懐にある爆音茶屋「継岩」。

見たところは茅葺き屋根の古民家ですが、その名の通り中には「爆音装置」がいっぱい!!これでめいっぱい音を出したら「スカッと」すること間違いなしで、機材込みのレンタルが利用できます。ご予約で「おばあやん手作り」の旬の野菜を使ったこだわり料理をいただくことも可能。「野菜ってこんな味だったのか!」と驚くこと間違いなし!!

また家の周辺は水清く、季節の花もいろいろ咲いていて散策がきももちよく、裏手の道を少し行くと大山南壁が真正面に。さらに約15分ほど緩い坂道を登ると、圧倒的な自然を感じるパワースポット!!樹齢三百年を誇る「カツラ」の巨木を拝むこともできます。

お客様の好みやご予算に応じていろいろなおもてなしが可能。臨機応変に対応してもらえます。