鳥取県指定遺跡の「都合山たたら跡」。明治20年代に近藤家が操業したたたら跡の上流側にあったとされる、それより前の遺跡の発掘調査が現在進められています。作業にあたっておられる皆さん、暑い中で頑張っておられます。
その周辺にはさらに古い野だたら跡や、石垣でしっかり造られた貯水池なども見ることができ、この調査が進めば室町時代から近世に至る製鉄の歴史をここでまとめて語流ことができることになります。
●現地説明会
8月17日(日)14時から(小雨決行)
※受付は13時〜13時20分/滝山公園駐車場
滝山公園からはバスで畑の「遺跡入り口」まで行き、
そこから10分程度、山道を登ります。
申込不要、参加費無料
問い合わせ/日野町教育委員会事務局 電話/0859-72-2107
江戸時代、「鉄山秘書」を著した下原重仲。ずっと謎だった重仲の人生が、ここ数年の研究で一挙に明らかになってきています。鳥取県立公文書館の専門員、高橋章司さんは、日野町黒坂の森家に眠っていた『農暇拾穂集』に着目。これは重仲が自身で晩年まとめたという歌集で、これを読み解くことで、青年時代からの経歴やその人となりが浮かび上がってきたのです。
大阪から出奔したとされていたその痕跡を辿ると、奥州・青森県今別町へと至り、7月3日、
その縁で今別町の佐藤教育長など4名の方が江府町に来訪されました。一行は江府町役場に町長を表敬訪問した後、宮市の重仲の生家と墓〜黒坂の森家〜江府町の資料館・・・、御机のかやぶき小屋から鍵掛峠展望台、サントリーの工場、道の駅奥大山などを訪問。
これを機に今後、今別町での研究が進むと、さらに重仲の歴史の詳細が見えてくることも期待されます。