歴史学、民俗学、考古学、物理学、金属学などなど、文理を超えて広範な学問領域にわたり、全体像がつかみにくいとも言われる「たたら」。その概要をひととおり知っていただくために用意したページです。ここを読んで、全体の輪郭を理解してから、次のステップに進んでいただければと思います。
たたらの楽校・根雨楽舎に入ってすぐ右側に掲出している「絵図」をB2版のポスターサイズにしたものですが、ご好評いただいて在庫切れとなってしまいました。
そこで右をクリックしていただくと、拡大してご覧いただけるようにしました。
膨大な物量や人力を動かす「たたら製鉄」はとても裾野の広い産業で、初めて接する皆さんには、なかなか全体を掴むのが難しいと思いますが、物の流れや人々の関係などを一目で見ることができ、「たたら」への理解を易しくすることまちがい無し。これをもって少し理解が進めば、「たたら」はもっともっと面白くなりますよ!
文明社会と鉄、古代から中世〜江戸時代、たたら製鉄の実際、近藤家と奥日野のたたら・・・と、たたらに関する知識を約60ページに網羅しています。
興味があるところ、面白そうなところから拾い読みをしていただくのもOKです!
QRでスマホやタブレットへアプリをダウンロードし、カメラをマーカーにかざすと、たたら場内の様子をリアルに見ることができます。出入り口から〜高殿〜大鍛冶場〜住居〜金屋子神・・・。働く人々の息吹が伝わってきますよ!
たたら→鉄→地球・生命→燃焼→人類文明・・・と、「たたら」からはさまざまな科学のテーマが連なり、それらを見渡すと現在そして未来が見えてきそうな気がします。目まぐるしく移り変わる日々のニュースに触れる時、この小冊子はきっとベースになるはずです。